お知らせ

ゼリ・ジャパン第12期にあたり 理事長より(2012.07.9)


                         ご挨拶            ゼリ・ジャパン理事長
                                              更家 悠介

2011312日、東日本大震災で福島の原発事故が発生しました。以来原発について、安全性の見直しが提起されています。この結果、2012年の55日に北海道の泊原発が停止し、それで国内54の原発がすべて停止いたしました。昨年夏には、東京電力管内で電力使用制限が実施されましたが、2012年度には、電力供給の厳しい関西電力管内でもこの使用制限が実施されそうです。その他の地域でも、電力の供給について、大なり小なり、原発停止の影響を受けています。また火力発電増強のため、天然ガスや石油の輸入量が増えており、エネルギー資源の年間3兆円を超える輸入増が見込まれています。また、火力発電所の稼動もぎりぎりの状態で動いており、一旦事故でも発生すれば、更に電力供給に大きな制限がかかるリスクも内包しています。また二酸化炭素排出について、鳩山首相が国連で約束した25%削減はおろか、現在は排出が大幅に増えています。原発の再稼動についても、国内のエネルギービジョンや安全性に対する議論がいまだ煮詰まらず、福島の事故から1年以上経過したいまでも、はっきりと目処は立っていない状況です。そのような状況下、原発と日本のエネルギー政策について、早期の対応が必要です。私は、

  1.原発の安全基準について、国際的なメンバーも加えて、新基準をつくること

 2.日本ばかりか、同基準を、アジア各国や世界各国の原発に適用させること、

 3.至急に日本のエネルギー政策を見直し、将来に道筋をつけること、

 4.持続可能なエネルギーへのイノベーションを起こし、新産業育成につなげること。

と考えます。原発は暫定の安全基準で「早期に稼動再開する」ものの、上記の諸課題の解決に早く目処をつけ、中長期的には、「原発依存度を減らす」と同時に、「再生可能な( Sustainable )な自然エネルギーへの転換をはかるべき」です。皆で、頑張りましょう!

 この再生可能なエネルギーへの転換をおこすための、様々なイノベーションについては、グンター・パウリ氏の「ブルーエコノミ-・100のイノベーション」でも、取り上げられています。ブルーエコノミーは、「自然に習う」がモットーです。自然では、エネルギーや物質が無駄なく、もっとも効率的な流れで活用されています。これに習い、新しく生まれたコンセプトがブルーエコノミーです。そしてそれは、実践のためのガイドラインでもあります。これらの新しいイノベーションを実践することによって、経済が活性化し、雇用が生まれます。ZERI Japanでは、このブルーエコノミーに焦点をあて、様々な活動をおこないます。ZERI Japanの活動に、どうかご期待ください



お知らせ一覧