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ゼリ・ジャパン第10期にあたり 理事長より(2011.07.12)


                         ご挨拶            ゼリ・ジャパン理事長
                                              更家 悠介

エネルギーは人間生活の基本です。料理、冷暖房、車や電車・飛行機の移動、工業製品、すべての商品やサービスは、エネルギーを必要とします。ここ数十年、人間はそのエネルギーの源を石炭・石油に頼ってきました。しかし、そのせいで二酸化炭素の排出が増え、地球温暖化が進み、異常気象が発生し、人間を含む多くの生物の生活やその基盤が脅かされるようになりました。

 

 そこで、二酸化炭素排出抑制、温暖化防止、脱・化石燃料を合言葉に、原子力や自然エネルギーの活用が進められてきました。なかでも原子力は、豊かな生活をもたらすための、大きなエネルギーを産み出す切り札として、各国で開発が進み、日本の大手メーカーも競ってマーケットの開発に乗り出してきました。

 

 しかしこのたびの東日本大震災では、想定を超える津波という理由で、補助電源が作動せず、原子炉の炉心がメルトダウンし、水素爆発によって、放射能が撒き散らされました。この事態を受けて、今日本や外国では、脱・原子力を標榜し、エネルギー政策を見なおす動きが広がっています。ことに、太陽、風力、地熱、バイオマスなど、今までマイナーなエネルギー源と思われていたものに、政策的注目をあてて、活用をはかる動きが再燃しております。これらの動きを、大いに歓迎をしたいと思います。

 

 ZERI, Japanでは、持続可能な社会を実現するため、生物多様性の維持や、今まで廃棄されていた資源のリサイクルやリユーズを進めるプログラムの普及と推進を進めてまいりました。個々の商品やカテゴリーからスタートして、社会システムとして、資源の持続可能な活用が図れるよう、今後もシンポジウムや講演、提言活動を通じて、この「持続可能な社会の実現」にむけて努力をしてまいります。

 

 ことに2011-12年度は、引き続き、ボルネオ保全トラストと生物多様性、グンター・パウリ教授の「The Blue Economy 」の普及、バイオマスの活用に対する調査研究など、前向きに様々な提言や啓蒙を推進してまいります。

 

どうか変わらぬご支援、ご協力をいただきますよう、何卒よろしくお願いします。



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