「帆船 BLUE OCEAN みらいへ」が目指すこと
セイルトレーニングを通し環境問題を考える教育と実践の場
帆船みらいへは、一般の方が自由に乗船できる日本で唯一の帆船です。セイルトレーニングと合わせ海洋環境学習を行うなど、より身近に海と接する体験活動を通じて、地球市民として環境問題を考え行動変容に繋げることを目指しています。さらに環境調査船としてマイクロプラスチックの海洋分布調査等も実施するなど、日本を代表する帆船として幅広い役割を担い運航しています。
「練習帆船 兼 海洋調査船」の役割
”みらいへ”の意思を継承する「セイルトレーニング」
協調性、リーダーシップ、チャレンジ精神を養う船上プログラム
帆船での活動は、すべてにおいて必然性があり自ら動かなければ船が進まないことを体験し、新しい自分自身の発見を通じて、日常生活にもつながる人間性の成長を目指します。
海洋環境問題を知ることから始める「海洋環境教育活動」
磯焼け・海洋生物多様性、森と海の関係・ブルーカーボンやブルーエコノミーを学ぶ体験プログラム
船に乗り海に出る事で、実体験に落とし込み新しい価値観へ発展させます。海の問題を自分事化し関心を高めることで、この輪を広げ地球規模の問題解決につなげます。
今、起こっている問題を実感する体験
みらいへの乗船体験では、机上の知識ではなく、船上での実体験で感じ、理解し行動に移すことの大切さと気づきの体験があります。実際に行動に移し、見ることで、自分で考え想ったことを通じて、今後の自分の行動への変容を促し、次の世代育成を目的としたプログラムを行います。
帆船 BLUE OCEAN みらいへ
3本マストのトップスルスクーナーで、船型は全通平甲板型。帆装は横帆3枚(約215㎡)、縦帆10枚(約568㎡)、総帆13枚(約783㎡)で、メインマストの高さは上甲板上約30m。
進水 | 1992年11月24日 |
竣工 | 1993年3月31日、船名変更2013年11月22日 |
所有・運航者 | 特定非営利活動法人ゼリ・ジャパン |
用途 | 練習船 兼 環境調査船 |
定員 | 訓練生40人(1日コースの場合60名)、船員13人、合計53人 |
艤装 | 3本マストトップスルスクーナー |
船型 | 全通平甲板型 |
総トン数 | 362トン |
全長×全幅 | 52.16m(バウスプリット含む)× 8.60m |
マスト高さ | 約30m上甲板上(最高) |
満載喫水 | 4.50m |
セイル枚数 | ≪横帆≫ 3枚・約215㎡ ≪縦帆≫ 10枚・約568㎡ |
航海速力 | 6.5ノット |
主機関 | YANMAR 軽油 4サイクルディーゼル |
最大出力 | 320PS × 1基 |
プロペラ | フェザーリング式可変ピッチプロペラ |
特定非営利活動法人 ゼリ・ジャパン
ZERI JAPAN( Zero Emission Research and Initiative)
ゼリ・ジャパンとは資源とエネルギーを循環再利用し、廃棄物を0に近づける「ゼロ・エミッション構想」(ZERI:Zero Emissions Research and Initiative)を出発点として、日本における環境教育の啓発と実践、産業クラスター(連環)の構築、会員企業への情報提供や技術指導などを行い、循環型社会を実現するために2001年に設立されたNPO法人です。