「掘る」を科学する

みなさんは子供の頃、砂浜に行ったら、どんなことをして遊んでいたでしょうか。波打ち際で波と戯れたり、貝殻を探してみたりしたでしょうか。砂を掘って遊んだ方も多いだろうと思います。不思議なものです。何か掘り出したいものがあるわけでもなく、ただただ掘りたくなる。どんどん掘りたくなる。時々やってくる波がすべて消し去ってしまっても、やはりまた掘りたくなる。そんな経験はないでしょうか。

ひょっとしたら人間には、掘ることを喜びと感じるDNAが組み込まれているのかもしれない。そんなことを想像してしまいます。

それは言い過ぎだとしても、掘る技術が人間の暮らしを支えていることは間違いありません。石油、天然ガス、さまざまな金属などの地下資源を掘り出して利用したり、南極の氷床から氷柱を取り出して過去の大気環境を推測したり、地熱を利用して発電したり。いまでは脱炭素化社会を目指して二酸化炭素を地中に貯留する技術も注目されています。

こんな「掘る」ことに関する科学が私たちの未来をどう切り開いていくのかについて、シンポジウムが開催されるので、ご案内します。

名称: J-DESCシンポジウム「掘削科学が拓く未来」
日時: 2023年1月20日(金)13:30〜16:30
会場: 霞ヶ関プラザホール(東京)/オンライン
主催: 日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)
共催: 国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)
参加費: 無料
主な内容:
・超臨界地熱システムへの掘削へ向けたチャレンジ
浅沼 宏(産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所)

・SIP第2期の成果と次期SIP概要〜深海のレアアース資源の採鉱について〜
石井 正一(内閣府SIP革新的深海資源調査技術PD(日本CCS調査株式会社顧問))

・カーボンニュートラル社会に向けたCCSの現況と課題
徂徠 正夫(産業技術総合研究所地質調査総合センター)

・掘る技術1:海洋掘削技術
奥津なつみ・横山貴大・櫻井紀旭(海洋研究開発機構 研究プラットフォーム運用開発部門運用部)

・掘る技術2 :氷河氷床での掘削技術について
本山 秀明(国立極地研究所)

・掘削技術専門学校の概要
島田 邦明(学校法人ジオパワー学園 掘削技術専門学校)

詳しくはこちらをご覧ください。