NPJ Clim. Atmos. Sci.「酷暑・豪雨、有史以来の範囲を遥かに超えている」

気候が非常事態にあることを確認する話です。酷暑も豪雨も、有史以来の範囲を遥かに超えているという論文が出ています。

1970年代以降、平均気温は10年で0.25℃のペースで上昇しています。この上昇が無ければ、近年の極端な気象は起こりえなかったとのことです。温暖化なしでも、異常気象は自然のサイクルで起こってきました。この自然のサイクルに温暖化が加わって、異常さが増幅しているのだそうです。大西洋にハリケーンを発生させやすくなるラニーニャ現象の影響が過度になって2020年に発生した30のハリケーン強度が増したことを例に上げています。