アマゾン川の水位最低 マナウスで120年ぶり

去年の夏、歴史的な干ばつの影響でアメリカのテキサス州では川の水位が激減し、川底から1億1300万年前の恐竜の足跡が発見されるという珍事があって大きなニュースになりました。

今年はアマゾン流域の干ばつがひどく、10月に入ってブラジルのマナウス市ではアマゾン川の水位が過去120年間で最低を記録しました。こちらは珍事だなんて言ってられません。社会的な影響が深刻で、多くの魚が死滅して漁業に多大な損害が出ており、船の運航が妨げられて物資の輸送も困難になっています。都市と内陸にある多数の町や村をつなぐ水運がままならず、食糧・水・医薬品の調達が滞るなど、40万人が影響を受けているとも言われています。

AFP:マナウスの近くにあるLago de Aleixoが干上がっている様子

目を疑ってしまうくらいの出来事が地球の裏側で起こっていますね…。

さて、かながわ国際交流財団の主催で「パリ協定」の進捗に関する講演が行われますので、ご案内します。

名称: 湘南国際村アカデミア講演会「カフェ・インテグラル」
    国際的な気候変動枠組み「パリ協定」の進捗 ~“地球沸騰化”と呼ばれる時代に学ぶ~

日時: 2023年11月2日(木)19:00~20:15 
会場: オンライン 
主催: 公益財団法人かながわ国際交流財団(KIF)/公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

・講師:梅宮知佐
 地球環境戦略研究機関「気候変動とエネルギー」及び「生物多様性と森林」リサーチマネージャー

テーマ&概要:
「国際的な気候変動枠組み「パリ協定」の進捗~“地球沸騰化”と呼ばれる時代に学ぶ~」
今年の夏は酷暑が続き、地球温暖化から地球沸騰化時代に突入したという声も聞かれました。国際的な取り決めであり、日本も締結国の一つとなっている「パリ協定」では、今年初めて、世界全体の対策の進捗を評価する仕組み「グローバル・ストックテイク」が実施されます。地球規模で進行している温暖化に対して、私たちの取組みの現在地を一緒に確認してみましょう。

詳しくはこちらをご覧ください。