執念で達成してもらいたい目標 白いクジラ

中国の白鯨航線というスタートアップが、大型の無人貨物機の開発に取り組んでいます。開発中の貨物機「W5000」は、最大で5トンまで貨物を積むことができて、航続距離も最長で2,600km。羽田から那覇までが1,900kmですから、余裕で行ってしまえる性能です。

無人であることのメリットの一つが、貨物スペースを広く取れるということですね。コックピットもトイレもコーヒーメーカーも要りません。コックピットと各部の操縦関連装置をつなぐ部品類も不要になります。こうすることで機体の重量を34%、価格を30%削減できます。そしてCO2排出量も通常の貨物機と比較して40%削減できるそうです。

運用時には地上からの監視は必要ですが、基本的には自律的に飛行します。地上では一人のオペレーターが6~7機をコントロールできるため、人件費も10分の1になります。

2025年には初飛行を予定。実用化できれば世界最大級の無人貨物機となります。

白鯨航線の英語の名称は”Air White Whale”。”White Whale”とは、よく水族館でバブルリングなどを出す様子がかわいくて知られている「ベルーガ」、シロイルカのことです。そう言えば、このW5000も、どことなくベルーガの雰囲気がありますね。

また、White Whaleにはアメリカの小説「白鯨」に由来して「執拗に追い求める、達成が困難な目標や物」という意味もあります。脱炭素にも貢献するW5000。開発が成功するといいですね。

さて、日本、中国、韓国、台湾における脱炭素の状況に関するシンポジウムが開催されますのでご案内します。

名称: 脱炭素シンポジウム
日中韓台における脱炭素化の展開と連携

日時: 2024年3月8日(金)13:00~17:35 
会場: 帝京大学 
主催: 帝京大学
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

○ 開会挨拶 帝京大学理事長・学長 冲永 佳史 
○ 講演1 帝京大学経済学部教授 郭 四志
       「東アジアにおける脱炭素化の展開について」
○ 講演2 帝京大学経済学部准教授 堀内 英次
       「日本のデジタル化と脱炭素」
○ 講演3 東京大学大学院工学系研究科教授 小宮山 涼一
       「カーボンニュートラルに向けた日本企業の脱炭素化」
○ 講演4 日本総研シニアマネジャー(同総研前北京諮問分公司総経理)王 ● (●は女偏に亭)
       「中国政府の脱炭素化戦略・取り組みの新動向について」
○ 講演5 日本エネルギー経済研究所 環境ユニット省エネルギー グループマネージャー研究主幹 金 星姫
       「韓国政府の脱炭素政策と企業の取り組み及び日韓などの協力可能性・展望」
○ 講演6 台湾開南大学観光運輸学院学院長 洪 呈勲
    「台湾政府の脱炭素戦略と製造業(TSMC・台湾プラスチック)における 脱炭素化の進展及び東アジア域内の協力」
○ 講演7 東京大学社会科学研究所教授 丸川 知雄
       「日中台における再生可能エネルギー導入の比較」
○ 講演8 帝京大学経済学部講師 三竝 康平
    「日中企業の脱炭素化および ESG の新展開とその特徴及び連携について」
○ 講演9 帝京大学経済学部教授 露口 洋介
       「東アジアにおけるデジタル通貨と金融協力」
○ 講演10 日本貿易振興機構 企画部海外地域戦略主幹 日向 裕弥
      「日本企業の東アジアにおける事業展開と脱炭素化の取り組み」
○ 閉会挨拶 帝京大学学術顧問 廣田 功

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