気候変動とメディア

どんなところで生まれ育ち、何を読み、何を見て、誰と話してきたか。どんな性格を持っているのか。さまざまな要素が作用して人の思考は形作られています。現代は多様な考え方に基づく、多種多様でなおかつ玉石混交の情報が氾濫していますから、なにかと大変です。

ネット空間では特に、アルゴリズムによって自分が見る情報に偏りが生まれています。自分では気付きにくいからタチが悪いですよね。AIとSNSが個人と集団の認識や感情にどんな影響を与える可能性をあるのかを論じた論文を見かけました。

”Artificial intelligence, digital social networks, and climate emotions” 人工知能、デジタルソーシャルネットワーク、そして気候感情 (nature、2025年3月3日)

実に難しい問題ですが、じっくり考えるのは大切ですね。

さて、一般社団法人Media is Hopeの主催で「気候変動メディアシンポジウム2025」が開催されるのでご案内します。

名称: 気候変動メディアシンポジウム2025
日時: 2025年5月28日(水)15:00~18:00 
会場: 日比谷スカイカンファレンス(港区) 
主催: 一般社団法人Media is Hope
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

【セッション1】
フレミング国連事務次長、国連広報センター根本所長、メディア関係者
<社会の分断が深刻化する情報空間から誠実性を取り戻す。メディアが果たす役割とは?>
「情報の誠実性のための国連グローバル原則」を活用して、信頼されるメディアを確立する方法をディスカッション。ファクトチェックや課題解決型報道の視点を踏まえ、メディア関係者と探っていきます。

【セッション2】
メディア関係者、気候変動イニシアティブ加盟企業/事務局、気候科学者
<気候変動対策の先進企業/団体からの期待~「気候変動報道についての意識調査」を公開~>
気候変動イニシアティブ(気候変動対策に取り組む企業や自治体、団体、研究機関などのネットワーク)を対象にしたアンケート調査を初公開。メディアは何を期待され、どんな報道を望まれているかを紐解く。

【セッション3】
メディア関係者、広告代理店、企業
<新しい価値創造に挑む「気候変動報道を継続するための仕組みづくり」共創アイデア会議!>
視聴率やPV数に表れない「エンゲージメント」や「行動変容」。新たに見えてきた価値軸をどう創造し、仕組み化できるのか。挑戦するメディアや広告代理店、気候変動に取り組む先進企業と開拓します。

■ 登壇者紹介:
NHKや民放テレビ局などのメディア関係者、気候変動に取り組む企業、広告代理店、日本最大級の気候変動ネットワーク、気候科学者が登壇!追って詳細発表します。

詳しくはこちらをご覧ください。