ホブソンの選択

辞書を使っていると、ときどき「なぬ?」と驚くことがあります。先日、たまたま”Hobson’s choice” という言葉を見かけました。意味は、「えり好みの許されない選択」で、補足として、”客に貸馬の選択をさせなかった英国の宿屋の主人の名Thomas Hobsonより”と書かれています。「あんたに選択の余地はないんだ。これを使え。それがいやなら帰ってくれ」みたいな、頑固親父のエピソードから生まれた表現なのかな…、なんだか不名誉なことで歴史に名を刻んでしまったんだなぁ、彼は…と勝手に想像していたのですが、気になったので少しだけ調べたら、どうやら話はまったく違いました。

このトーマス・ホブソンは16世紀前半から17世紀前半を生きた人物ですが、馬を貸すときに、どうも一番早い馬ばかりが選ばれる傾向があることに気がつきました。そこで、特定の馬にばかり負担がかかるのを避けるために厳格なローテーションを組み、その順番に従って客に貸し出すようにしたのだそうです。これは馬たちの負担を軽減するだけでなく、顧客に対しても公平性を保つような配慮でもあったそうです。

そう知ると、印象はまったく変わり、ずいぶん昔の人なのに持続可能なビジネスを心がけた人物だったんだな~、と感心させられました。いやあ、何事もそうですが、第一印象で決めつけてはいけませんね。

さて、Green Carbon株式会社と株式会社セールスフォース・ジャパンの共催で脱炭素に関するセミナーが行われますのでご案内します。

名称: 脱炭素施策×カーボンクレジットセミナー 
    ~各分野の第一線で活躍するプロフェッショナルが徹底解説~

日時: 2025年8月20日(金)13:30~17:00 
会場: 日本生命 丸の内ガーデンタワー(千代田区)/オンライン 
共催: Green Carbon株式会社、株式会社セールスフォース・ジャパン 
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

【第1部】脱炭素施策セミナー 
「Salesforceの脱炭素施策とその情報開示、情報開示におけるNet Zero Cloud利用まで」

【第2部】カーボンクレジットセミナー 
「カーボンクレジットの国内外市場動向、GCが手掛けるクレジット創出プロジェクトについて等」

【第3部】投資家目線のクレジット活用
「なぜクレジット領域に注目したのか?、目指す方向性について」

登壇者:
・Green Carbon株式会社代表取締役 大北 潤 氏
・芙蓉総合リース株式会社ビジネスソリューション部第1グループ グループリーダー 
 秋田 潤也 氏
・株式会社セールスフォース・ジャパン ソリューション統括本部 
 インダストリーアドバイザー本部長兼 サステナビリティ ソリューション推進室長 
 西田 一喜 氏

詳しくはこちらをご覧ください。