なんだかまたすごいものを見つけてしまいました。突起が散りばめられたボールみたいなんですが、「球状歯車」というものです。
この動画では、兼松株式会社と山形大学の共同開発で作られた金属製の球状歯車でアームが動く様子が見られるのですが、実に滑らかに動きます。もうこうなると、人間の関節とほとんど同じような構造と動きですよね。産業ロボットやカメラのジンバル機構など、様々な用途に応用できるそうです。
球体の歯車が一つ。鞍(くら)状の歯車が二つ。この三つの歯車を組み合わせたワンセットで可動域は無限になっているとのこと。従来はこれより多くの部品と歯車が必要だった動きを、このワンセットで解決してしまうため、部品点数が減って重量も3割減らせるし、コンパクトになるし、エネルギー効率も良くなって脱炭素にも貢献します。
これまで樹脂製のものはありましたが、耐久性に難がありました。金属製のものを大量生産する技術も確立され、2027年には量産が始まるそうです。
こんなところにも脱炭素に貢献する技術があるんですね。面白いですね。
さて、ICEF(Innovation for Cool Earth Forum)の第12回年次総会が開催されるのでご案内します。
名称: 第12回年次総会ICEF(Innovation for Cool Earth Forum)
日時: 2025年10月8日(水)~9日(木)
会場: ウェスティンホテル東京/オンライン
主催: ICEF運営委員会
参加費: 無料
主な内容:下記HPより抜粋
【グリーントランスフォーメーション(GX)
と安全保障へのイノベーション】
○ 10月8日(水)9:30-17:05
・開会式
・キーノート
・カーボンニュートラルと安全保障に向けた国際連携
・原子力の利活用
・気候変動への適応とレジリエンスを通じた安全保障
・再生可能エネルギーの未来
○ 10月9日(木)9:30-16:55
・二酸化炭素の除去と利活用
・ICEFロードマッププロジェクト: 持続可能なデータセンター
・天然水素
・サーキュラーエコノミー×スタートアップ
・クリーン水素技術の推進
・閉会式
詳しくはこちらをご覧ください。