510馬力で爆走 CO2を喰らう

CO2の排出源として見られてきた自動車が、これからは逆にCO2を減らす存在になるかもしれません。

10月末に行われたジャパンモビリティショー2025でマツダが発表したMazda Vision X-Coupe (ビジョン クロスクーペ)は最高出力510馬力のプラグインハイブリッド車。微細藻類に由来するカーボンニュートラル燃料を使って走った上で、エンジンから出されるCO2を「マツダモバイルカーボンキャプチャー」というシステムで回収してしまいます。その結果「走れば走るほどCO2を削減できる」ことになります。回収したCO2は燃料や肥料、化学品に再利用できるとのこと。

実用化に向けてさらに技術を磨いていく必要があるそうですが、510馬力でガンガン走りながらCO2を喰らっていく。こんな車が使えるようになったら、ちょっと面白いことになりそうです。楽しみですね。

こちらの動画でプレゼンを視聴できます。 

マツダ:JAPAN MOBILITY SHOW 2025 マツダ プレスカンファレンス

さて、熊本県の主催で木造建築に関するシンポジウムが開催されるのでご案内します。木造建築は「炭素の貯蔵庫」とも言われています。オンライン配信はありませんが、どんなことが起きているのか、どんな可能性があるのか。興味深いですね。

名称: くまもとの木造建築受賞記念シンポジウム モク活2025
日時: 2025年11月22日(土)13:20~17:00 
会場: 熊本県庁(熊本市) 
主催: 熊本県(林業振興課・建築課)
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

県では、くまもとアートポリスの人材育成事業として、県内の建築関係者と林業関係者が一緒になって木造建築物の魅力を発信する「モク活シンポジウム」を、2022年から毎年開催しています。また、脱炭素(Decarbonization)社会の実現に向けた取組みの重要度が増す中、「くまもと県産木材炭素貯蔵量認証制度」を創設し、脱炭素と木造建築の推進を行っています。

今回は、近年受賞が続く県内の木造建築物の設計者に木造建築の魅力を発表いただき、施主・設計者・施工者・木材供給者などの方々とともに「熊本の魅力を活かした
新しい木造建築の可能性」を探っていくシンポジウムを開催します。

【第1部 設計者による受賞作品発表】
<発表者> ※五十音順
・太田 浩史 /ヌーブ
・小川 次郎 /アトリエ・シムサ
・佐藤 俊輔 /バオプラーン熊本
・志垣 孝行 /志垣デザイン店
・真道 吉広 /ジメント
・百田 有希 /o+h

【第2部 ディスカッション】
<出演者> ※五十音順
○ 第1部発表者
○ 受賞施設施主・施工者 
・岩元 政貴 /竹内工務店
・久原 英司 /エバーフィールド
・志垣 豊和 /吉永産業
・橋本 幸典  /橋本建設
・日田 政己 /建吉組

○ 木材供給事業者等
・犬童 大輔 /球磨村森林組合
・坂田 雅孝 /ウッディファーム
・水間 信介 /熊本県木材協会連合会
・原田 展幸 /ライフジャム

○ コーディネーター
桂 英昭  /くまもとアートポリスアドバイザー

詳しくはこちらをご覧ください。