私なんかが「エディ」と聞いた瞬間にパッと連想するのは「エディ・マーフィー」と「エディ・ジョーンズ」なんですが、こちらの研究者の方々なら全く違うものを連想するんだろうな…、と思いました。国立環境研究所、京都大学、森林総合研究所の研究チームが”渦”で空気中のガスの動きを捉えて、森林と大気との間で起きているさまざまな種類のガスの交換量を測定する装置を世界で初めて開発しました。ここで言う”渦”が英語でeddy(エディ)と呼ばれているんです。
森林と大気のガス交換を「渦」で捉える―半世紀前に考案された理論を実用化―(国立環境研究所、2025年8月26日)
森林の上空では鉛直方向で無数の空気の渦が生じています。それを流れ向き(上昇、下降)と大きさに応じて分離して集め、それぞれに含まれるガスの濃度差を分析することで、森林生態系全体でのガス交換量を算出します。
二酸化炭素だけでなく、「森の香り」で知られるさまざまな揮発性有機化合物もまた雲の形成などを通じて気候に影響を与えていますが、この装置を使えばこれら物質の成分ごとの放出量を正確に捉えることができ、より包括的に森林と気候の相互作用について調べることができるそうです。森林がどのような働きを担っているのか、また新しい発見に繋がりそうですね。
さて、株式会社エナリスの主催で地域経済の活性化と脱炭素に関するイベント「脱炭素サミット2025」が開催されるのでご案内します。
名称: エナリス 脱炭素サミット2025 地域経済活性化につながる環境価値ビジネス最前線
~脱炭素社会の実現に向けた新たな挑戦~
日時: 2025年10月20日(月)13:15~17:15
会場: オンライン
主催: 株式会社エナリス
参加費: 無料
主な内容:下記HPより抜粋
【オープニング】
株式会社エナリス 代表取締役社長
都築 実宏
「脱炭素社会に向けた分散型調整力の活用と行動変容を促す仕掛け」
芝浦工業大学 副学長・教授
磐田 朋子 氏
「地域脱炭素と地方創生」
環境省 大臣官房 地域政策課 課長
冨安 健一郎 氏
「住宅PPA由来の環境価値配分とリアルタイム取引の展望」
株式会社ネクステムズ 代表取締役社長
比嘉 直人 氏
「脱炭素を支える蓄電池事業」
大阪ガス株式会社 理事 電力事業開発部長
松井 宏樹 氏
「蓄電池・ディマンドリスポンスに関連する最新政策動向と、
排出量取引に関連する論点について」
経済産業省 資源エネルギー庁
省エネルギー・新エネルギー部 新エネルギーシステム課 課長
山田 努 氏
「デマンドフレキシビリティは社会実装できるのか:次の10年への論点」
東京大学 生産技術研究所 教授
岩船 由美子 氏
「ハイブリッド給湯機“ECO ONE”のDRの活用と脱炭素への展望」
リンナイ株式会社
イノベーションセンター 商品開発部 国内商品設計室 次長
所 寿洋 氏
「地域の交通課題解決に貢献するVPPモデル(仮)」
・鳥取市 経済観光部 スマートエネルギータウン推進室 室長
大角 真一郎 氏
・株式会社日本総合研究所 創発戦略センター シニアスペシャリスト
瀧口 信一郎 氏
「コネクト&アグリゲート エナリスの技術を活用した脱炭素社会の実現に向けた新たな挑戦」
株式会社エナリス 執行役員 事業企画本部 本部長
小林 輝夫
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