情報をつかみ 活かす モノのインターネット

電話。天気の話に続いて、家族の話。
「家族は元気でやってる?」
「うん、みんな元気だし、おばあちゃんなんか、ついさっきクリスマス休暇に出かけたところだよ」

1943年12月25日夜、ナチスドイツ占領下のノルウェーで交わされたこの情報は、すぐにロンドンに伝わり、翌朝にはイギリスの艦隊指揮官に伝わりました。

当時イギリスを含む連合軍は北極海を経由する護送船団を組織し、ドイツと戦うソ連に大量の物資を送り込んでいました。冒頭の”おばあちゃんが…”という言葉は、その船団を襲うためにドイツの大型巡洋戦艦シャルンホルストがノルウェー北部の港を出たことを告げる暗号でした。

悪天候の中、この時を待っていたイギリス艦隊が動き出し、やがてノルウェー北端にある北岬(ノールカップ)の沖で戦闘が始まります。この北岬沖海戦の結果、ドイツはシャルンホルストと2,000人近い将兵を失いました。

たった一つの情報が物事を大きく動かすことがあるんだな、と改めて思います。

最近、モノのインターネット(IoT, Internet of Things)という言葉をよく見かけます。モノにセンサーやスイッチをつけてインターネットと繋げて、情報を得えたり、遠隔操作をしたり、あるいはモノ同士に通信させたりする技術です。応用範囲は広く、脱炭素を進めることにも活用できます。

そんなひとつの活用例を知ることができるオンラインセミナーがあるので、ご案内します。

「脱炭素炭素経営オンラインセミナー」
主催: 十六銀行
日時: 2022年7月25日(月)15:00~16:30
参加費: 無料

【第1部】旭鉄工の脱炭素経営戦略
・サプライヤーの脱炭素経営
・i Smart Technologies社のIoTで労務費とCO2を同時に削減する「iXacs」とは?
<講師>
旭鉄工株式会社
i Smart Technologies株式会社 代表取締役 木村 哲也氏

【第2部】脱炭素経営実現に向かって
・なぜ脱炭素経営が必要なのか
・脱炭素に向けてサプライヤー企業に求められていること
<講師>株式会社ウェイストボックス 代表取締役 鈴木 修一郎

・温室効果ガス排出量把握・SBT水準目標策定支援コンサルティング「カーボンニュートラル
 ナビゲーター Supported by WasteBox」について
<講師>株式会社十六銀行 ソリューション営業部 調査役 徳田 裕介

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