135億年前の銀河が見えるか マネジメントの力

1960年頃のアメリカ・バージニア州。タバコ栽培の小作農家に、11人兄弟の9番目の子として一人の少年が生まれました。人種で分離された小学校に学び、「人生、勉強すればなんだってできるよ」と教師に励まされた少年は数学と科学が好きになりました。やがてサッカーの才能が認められて、奨学生として大学に進学。二つの大学で数学と電子工学の学位を取得しました。

彼の名前はグレゴリー・ロビンソン(Gregory L. Robinson)。アメリカ航空宇宙局(NASA)が昨年12月に打ち上げた世界最大にして最強のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)のプログラム・ディレクターを務めた人物です。

7月12日、地球から150万kmの彼方でJWSTが捉えた画像が初めて公開されました。その鮮明で美しい画像に世界が驚き、中には135億年前の銀河の姿も含まれているかもしれないと言われています。天文学の新たな扉を開きました。

NASA:JWSTが捉えた画像の一つ

数十年前にこの計画の構想が始まって以来、さまざまな技術的問題や膨張する費用などにより、計画そのものが中断される恐れすらありましたが、2018年3月にロビンソン氏がリーダーに就任。その卓越した共感力と調整力とリーダーシップにより、14カ国約20,000人が関与していたこの計画は息を吹き返し、今回の成功に繋がったと言われています。

歴史は多数の人間で作り上げられるものですが、たった一人のマネジメント力で歴史が大きく動くことがあるのだな、と改めて思いました。

さて、こちらは脱炭素に向けたマネジメントの話です。SCSK株式会社の主催で行われる無料のオンラインセミナー(全3回)をご案内します。以下、抜粋です。

共催セミナー「脱炭素をサプライチェーンで考える!GXマネジメントの戦略・実践セミナー 」

開催日時:
第1回 基礎編 2022年8月23日(火) 13:30 – 14:30 
「カーボンニュートラル市場動向と需要家企業が実施すべきGXマネジメント」

第2回 排出量管理編 2022年8月25日(木) 13:30 – 14:30 
「サプライチェーンでのGHG排出量管理のポイントとステージで考える取り組み方」

第3回 戦略・実践編 2022年8月26日(金) 13:30 – 14:30 
「GX戦略ロードマップ策定手順とGHG削減ソリューション紹介」

主催: SCSK株式会社
共催: 住友商事株式会社、アビームコンサルティング株式会社

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