交通モードの最前線 シンポジウム

乗り物の脱炭素のことを考えるとき、やはり燃料がキーになりますよね。「化石燃料を燃やしながら移動する」というところからなんとか抜け出したいところです。

昨年設置された「持続可能な航空燃料(SAF)の導入促進に向けた官民協議会」に関する情報が、国土交通省のサイトで見られます。

この協議会の設置の趣旨として、
・SAFの供給量はまだ少ない。製造コストなどの課題がある。
・国産SAFの開発・製造とサプライチェーンの構築が重要。
・SAF導入を加速させるため、課題を官民で協議し、一体となって取り組みを進める必要がある。
といったことが挙げられています。

これまでに行われた2回の協議の資料を読むことができます。

第1回(2022年4月22日)

第2回(2022年11月7日)

民間企業、政府の関係機関が提出した資料をみると、それぞれが行なっている取り組みだけでなく、政府への要望も書かれており、具体的にどんな課題があるのかがよく分かります。

SAF導入の現状や展望についての参考になればと思います。

さて、交通の脱炭素に関するシンポジウムが開催されますので、お知らせします。

名称: 交通脱炭素シンポジウム
   「カーボンニュートラルに向けた燃料転換の戦略~空・海・陸各交通モードの最前線~」

日時: 2023年3月28日(火)14:00~17:00
会場: ベルサール御成門タワー/オンライン
主催: 一般財団法人 運輸総合研究所
参加費: 無料
主な内容:(下記HPより抜粋)
【開会挨拶】宿利正史: 一般財団法人運輸総合研究所 会長
【来賓挨拶】藤井直樹: 国土交通事務次官
【基調講演】竹内純子: 国際環境経済研究所理事・U3イノベーションズ合同会社共同代表

【プレゼンテーション】
宮田千夏子: ANAホールディングス株式会社 
 上席執行役員 グループCSO サステナビリティ推進部長

高橋正裕*: 日本郵船株式会社 *「高」の字は、正しくは「はしごだか」 
 執行役員 技術本部担当 環境グループ・技術本部統轄グループ

堀込順一: 東日本旅客鉄道株式会社 
 イノベーション戦略本部 R&Dユニット ユニットリーダー兼JR東日本研究開発センター所長

上野公: ヤマト運輸株式会社 
 グリーンイノベーション開発部 グリーンイノベーション開発グループ シニアマネージャー

田代敏雄: 成田国際空港株式会社 営業部門 給油事業部 部長

植松久尚: 横浜川崎国際港湾株式会社  取締役副社長

【パネルディスカッション及び質疑応答】

【閉会挨拶】江口秀二: 一般財団法人 運輸総合研究所主席研究員兼 会長技術補佐

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