ふつうの魚が深海魚を超えてしまうこともある

4月に、超深海8,336mで泳ぐ「スネイルフィッシュ」の映像が発表されて世界が驚きました。東京海洋大学や西オーストラリア大学の研究グループが撮影したこの映像は、「世界最深部で発見された魚の映像」としてギネス世界記録に認定されました。

ロイター:水深8336メートルの深海で泳ぐ魚の撮影に成功、記録更新 東京海洋大など

印象深いのはこのニュース映像でインタビューに答えているジェイミソン教授(西オーストラリア大学)のコメントです。こんなことを話しています。
「スネイルフィッシュは世界で最も深い海にいる魚になったが、深海魚ではない。クサウオ科に属し、少なくとも300種いる。そのほとんどが浅い海に生息し、河口に生息するものさえいる。しかし地球上のあらゆる場所で新種を形成し、深海魚を追い越してしまった」

このスネイルフィッシュ、まるで偉大なスポーツ選手のように、日々努力を積み重ねているうちに、気がついたらとんでもないところまで来てしまっていた、ということのようです。生物が持つ柔軟性や強靭性、適応力というのは本当に不思議で魅了されてしまいますね。そして、深海についても人類は固定観念にとらわれていて、まだまだ知らないことだらけなんですね。

心を開き、学び続けることの大切さを改めて感じました。

さて、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)のお二人の方々が講演を行うセミナーがありますのでご案内します。

名称: 製造工程脱炭素化促進セミナー
日時: 2023年5月29日13:30〜15:00
会場: オンライン
主催: 栃木県、とちぎ未来技術フォーラム
参加費: 無料
主な内容: 下記HPより抜粋 
・講演内容・講師
   第1部テーマ: カーボンニュートラル社会に向けた取り巻く状況と製造業への期待
    講師: 一般社団法人サステナブル経営推進機構 SX事業部   
        部長/主任研究員 鶴田 祥一郎氏

   第2部テーマ: サプライチェーンでのCO2排出量とコミュニケーションの考え方
     講師: 一般社団法人サステナブル経営推進機構 コンサルティング事業部 
                    部長/統括研究員 宮﨑 昌 氏

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