地熱発電をとりまく状況

1973年の石油危機をきっかけにしてIEA(International Energy Agency, 国際エネルギー機関) がフランスで設立されました。以来、28の加盟国とその他の国々のために安定的でクリーンなエネルギーを確保することを目的に活動しています。

この下部組織に、地熱分野に関する国際協力とネットワークの枠組みであるGIA(Geothermal Implementing Agreement, 地熱実施協定)があります。

2022年、このIEA-GIAの議長に日本人として就任したのがJOGMEC特命参与の安川香澄氏です。
https://iea-gia.org/about-us/our-people/

早稲田大学の主催で、地熱発電を取り巻く状況について安川氏の講演がありますので、ご案内します。

名称: 第12回カーボンニュートラル研究セミナー
    「地熱発電をとりまく状況と普及促進に向けたJOGMECの活動」

日時: 2023年7月25日(火)10:30~12:00
会場: 早稲田大学/オンライン
主催: 早稲田大学先端社会科学研究所
参加費: 無料
主な内容: 下記HPより抜粋 
 世界の地熱発電は近年、クリーンエネルギーとして過去を上回る勢いで上昇している。しかし主な地熱発電国の中にも、開発が急速に進んでいる国と長らく停滞している国がある。その違いは地熱支援策の有無によるもので、地熱発電は、長いリードタイム、高い開発リスク、大きな初期投資があるため、政策支援が無いと開発が進まない。日本ではそれに加えて、温泉地との関係などの社会的障壁があり、地熱開発に関する理解促進活動が必須である。このため、JOGMECでは、地熱探査・開発に対する各種の経済的支援を行っているほか、地熱モデル地域プロジェクトなどを実施し、地熱を上手に利用している地域を広く紹介することで、他地域への横展開を図るための活動を行っている。

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