小型風力発電の課題

クイズの解答者が「ぼーっと生きてんじゃねえよ」と叱られるテレビ番組がありますが、たまには、ぼーっとすることが発見につながっていいかもしれません。

風力発電についてネットの記事などをぼーっと見ていたら、「物件」という言葉に出くわしました。土地付きの風力発電機の物件が、固定価格買取制度を使って売電し収益をあげる投資物件として取引されているんですね。地方なら一戸建て住宅が買えるくらいの金額が提示されていて、個人でも買えるようです。それにしても、これは初めて見ましたので、ちょっとした発見でした。

いくつか物件を見たら、風力発電機のタワーの高さが30mとなっていて、比較的小さなものでした。風力発電機に「小形」(小型)という分類があります。受風面積が200平方m以下で、風車の直径が16m、そして出力規模が20kW未満のものを指します。

北海道にはこの小型風力発電が全国で最も多く設置されているそうです。それ自体は素晴らしいのですが、その一方で課題もあるようです。一般的に風力発電の問題点というと景観や騒音による周辺環境への影響、発電量の不安定性などが思い浮かびますが、小型風力発電ならではの課題もありそうです。

そんなお話が聞ける講演がありますので、ご案内します。

名称: 連続企画「地域のための気候変動対策・自然再興とは?」
         第1回 小型風力発電をめぐる課題と自治体の対応

日時: 2024年5月24日(金)15:00~16:30 
会場: オンライン 
主催: 環境省北海道環境パートナーシップオフィス(EPO北海道)
参加費: 無料

主な内容:下記HPより抜粋 

出力20kW未満の小型風力発電については、環境アセスメントの対象外であることもあってあまり話題となりませんが、資源エネルギー庁によれば北海道では2023年9月末時点で日本海側を中心に全国最多の766件が導入されており、立地地域ではさまざまな課題が生じています。そこでこの企画では、あまり知られていない小型風力発電の設置状況や課題等について、専門家からお聞きします。道内自治体による条例・ガイドラインによる対応やその効果等についてもわかる範囲でお話しいただきますので、自治体担当者のみなさまも是非ご参加ください。

講演「小型風力発電をめぐる課題と自治体の対応」
講師 藤井 康平さん(北星学園大学経済学部経済学科専任講師)

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