クマが道路を横断したり居座ったりするニュースを時々聞きます。つい先日、5月18日にも北海道の高速道路でクマが居座っているのが見つかったそうです。何事もなければいいのですが、路上に現れたクマが車に当たったり、轢かれてしまうこともあります。彼らの生息域を切り裂くように道路が作られてきたので、どうしてもこうした状況は避けられないのかもしれませんが、時々思うことがあったんです。「クマたちは、こんな鉄の塊がすごい勢いで走っている道路は危ないと感じているのか。だとしたら、それでも渡らないといけないほどの理由があるのか。食料か。広い森があっても、食料は十分じゃないのかな…」と。
そんな疑問を持っていたので、この記事を見たとき「おー、なるほど!」とモヤモヤが晴れる思いでした。
道路は危険?それでも渡るクマの理由(2025年5月16日、東京農工大学)
東京農工大学などの研究チームがツキノワグマの移動経路と道路との関係を分析しました。クマもやはり「道路は危ない」と認識しているようで、通常は道路を横断することを避ける傾向があります。しかし、繁殖相手や食料を獲得するために、横断しなくてはならないときには危険を承知で横断していることが分かりました。
基本的には昼でも夜でもクマは道路の横断を避けます。繁殖期(夏)にはオスは行動圏を広げて道路を横断することがありますが、メスは横断を避けます。しかし冬眠前の過食期(秋)になると、大量に食べる必要があるため、オス・メス共に繁殖期より行動圏を広げて道路を横断するようになります。
こうしたクマの行動特性が分かってくると、人間とクマとの共生を図る上でどんなことが課題になるのか、どうしたら軋轢を緩和できるのか、ヒントが見えてきそうですね。
さて、日報ビジネス株式会社の主催で環境・地球温暖化防止に関する展示会が開催されるのでご案内します。
名称: 2025NEW環境展(第34回)/2025地球温暖化防止展(第17回)
日時: 2025年5月28日(水)~30日(木)
会場: オンライン
主催: 日報ビジネス株式会社
参加費: 無料(完全事前登録制)
主な内容:下記HPより抜粋
現代は環境との共生を無視しては企業の存続すら危ぶまれる時代になりました。また国連が定める「SDGs」の推進にむけ環境汚染問題や地球温暖化問題の解決は避けて通れない課題です。とりわけ資源有効利用や新エネルギー・省エネルギーの推進、CO2排出削減技術の活用は、企業の環境・温暖化対策にとって最重要の取り組みです。そうしたなか、各種課題に対応する様々な環境技術・サービスを一堂に展示情報発信する事により環境保全への啓発を行い、国民生活の安定と環境関連産業の発展を目的とします。
展示規模:屋内2,000小間予定(NEW環境展/地球温暖化防止展 合計)
※屋外会場150小間予定
NEW環境展:テーマ「環境ビジネスの展開」
地球温暖化防止展:テーマ「CO2削減と新エネ・省エネビジネスの推進」
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