数学のノーベル賞 新しい扉をひらく

「数学のノーベル賞」と呼ばれるアーベル賞を、日本人研究者として初めて京都大学の柏原正樹特任教授が受賞しました。5月20日にはオスロで授賞式が行われ、ノルウェー国王からガラス製の盾を受け取りました。授賞の理由は「代数解析学および表現論、特にD加群理論の発展と結晶
グラフの発見に対する根本的な貢献」と言われています。

いやもう、数学に疎い自分には、この言葉の意味は理解できませんけれども、いくつかの記事を読んでみると、数や式の性質を扱う「代数学」と、微分積分に代表される「解析学」という別々の分野を融合させた「代数解析学」などの研究を深めてきて、”誰も想像しなかった方法で驚く
べき定理を証明してきた。まさに真の数学的先見者である”(2025年3月26日、アーベル賞プレスリリース)ということを知りました。

複数の分野を結びつけて、新しいものを創造してきたことが評価されたということなんですね。

3月27日に行われた記者会見で柏原教授が「今の数学っていうのは受験とかそういうものにこだわりすぎて、聞いた話では、数学は記憶力のいる学問だと誤解している子供たちも多いと聞きましたけど、数学っていうのはそういうのではなくて、面白い発想を自分で行なっていくのがやっぱり数学なんだと思います」とコメントしていました。

柏原正樹特任教授 アーベル賞受賞記者会見

これは数学に限らず、どんなことにも当てはまるような気がします。どんな仕事でも勉強でも遊びでも、固定観念に縛られずに頭を柔らかくして新しい発想で取り組めたら楽しそうですよね。

さて、おおさかATCグリーンエコプラザ実行委員会の主催でセミナーが開催されるのでご案内します。

名称: カーボンニュートラルCBAM/SBTセミナー:「EUの炭素国境調整メカニズムの動向」と「SBI取得の重要性」について
日時: 2025年5月29日(木)14:00~16:30 
会場: ATCグリーンエコプラザ(大阪市住之江区)/オンライン 
主催: おおさかATCグリーンエコプラザ実行委員会 
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

「 CBAM(炭素国境調整メカニズム)の要求事項と実務面での対応」
 講師:日本貿易振興機構(ジェトロ)      

「国際イニシアチブとしてのSBTの取得の意義・重要性とCBAMとの関連性」
 講師:OSAKAゼロカーボン・スマートシティ・ファウンデーション 

ATCグリーンエコプラザ展示場見学会

全体質疑・名刺交換会 

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