2025年は観測史上3番目に暑い年だった

EUのコペルニクス気候変動サービスが2026年1月8日付けのプレスリリースを公表しました。

Global Climate Highlights 2025
Copernicus: 2025 was the third hottest year on record (グローバル気候
ハイライト2025 コペルニクス 2025年は観測史上3番目に暑い年だった 
2026年1月14日)

見てみると、「観測史上最高」とか「史上2番目」とか「3番目」とか、もう大変です。気が滅入ってしまうかもしれませんが、敢えてそういう史上最高シリーズをならべてみます。

「世界」
まず、2025年は世界平均気温が14.97℃で、観測史上3番目に高い年となった。2024年、2023年に次ぐ水準であり、過去11年間がすべて観測史上最も暑い11年間という事実も、長期的な異常の持続を示している。
・世界の陸域平均気温は観測史上2番目だった。

「月別」
2025年1月が観測史上最も暑い1月となったほか、3月・4月・5月はいずれもその月として観測史上2番目の高温だった。2月と12月を除くすべての月が、2023年以前の同月を上回っている。

「極域」
南極の年間平均気温が観測史上最高を記録した。北極の年間平均気温は観測史上2番目の高さとなり、極域の温暖化が際立っている。

「海洋」
極域を除いた全球の海面水温は20.73℃で観測史上3番目の高さとなった。これは2023年、2024年に続く高水準。

2025年2月に南北両極を合わせた海氷面積が、衛星観測開始以来で最小となった。北極では、1月・2月・3月・12月に月別で観測史上最小の海氷面積を記録し、3月の年間最大海氷面積も過去最低だった。南極でも、年間最小・最大の海氷面積がそれぞれ観測史上4番目、3番目に小さい水準となっている。

どうも気温・海・氷という異なる気候要素が同時に「極端化」していることを示している感じですね。単年の異常ではなく、気候システム全体の段階的な変化が進んでいることを裏づけているようですね…。

さて、国際通貨研究所の主催で脱炭素ウェビナーが開催されるのでご案内します。

名称: 30周年記念プログラム(第10回)  
「変化する世界の脱炭素潮流とエネルギー戦略
~国際連携による「実行段階」への現実的移行~」

日時: 2026年2月4日(水)16:00~17:30 
会場: オンライン 
主催: 公益財団法人 国際通貨研究所
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 (日英同時通訳あり)

世界の温室効果ガス排出量の約6割を占めるアジア太平洋地域は、この転換の成否を左右する重要な地域です。経済成長を維持しながら移行を進めるには、世界銀行グループのMIGA(多数国間投資保証機関)やADB(アジア開発銀行)などによる支援スキームや民間資金を活用し、プロジェクトを推進させることが不可欠です。日本でも2025年に策定された新たな「第七次エネルギー基本計画」を受け、政府・企業・金融界が一体となって脱炭素を進める「実行のフェーズ」に入っています。

本ウェビナーでは、前ADB総裁・浅川理事長の進行により、国際機関や政策立案に長年携わってきた有識者と、エネルギー産業の現場で脱炭素推進に取り組むリーダーをお招きし、最新のエネルギートランジションの動向や米国の影響、日本の課題を多角的に議論します。また、日本が果たすべき役割、そして脱炭素と成長の両立に向けた現実的な道筋について考察します。

パネリスト(敬称略、講演順)

・俣野 弘   
前 MIGA(多数国間投資保証機関)長官

・保坂 伸   
株式会社 INPEX 副社長執行役員
前 経済産業審議官、元 資源エネルギー庁長官

・酒入 和男    
株式会社 JERA 取締役 副社長執行役員 財務・経理管掌(CFO)

モデレーター: 
浅川 雅嗣
公益財団法人 国際通貨研究所 理事長

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