「がぶ飲み」するAI 

人工知能(AI)の活用は、ChatGPTが2年前に公開されて以来急速な広がりを見せ、グローバルレベルで社会全体に、あらゆる業界に革新的な影響を与えています。資源利用の効率化、新たな物質や医薬品の開発期間の短縮など、サステナビリティの向上につながる研究にも大いに活躍しているようです。

その一方で、AIは大量の電力と水を消費すると言われています。ひとつ、水の消費について直感的に理解しやすい例としては、「ChatGPTは20~50の簡単な質問と回答を行うために、500mlボトル1本分の水分補給を必要とする」と言われています。

Gartner: サステナビリティ(持続可能性)の観点から見た人工知能(AI)

現在、ChatGPTのユーザーは1億8000万人いるそうです。ちょっと大ざっぱに考えてみます。仮に7割のユーザーが1日に20個の質問をすると、500mlボトル1億2600万本が消費されることになります。

現在、日本の人口は1億2600万人ほど。また、「清涼飲料水統計 2023」によると、日本の清涼飲料水の生産量は国民1人当たり500mlボトル1本ほどです。

つまり、1日に日本で生産される清涼飲料水の分だけ、ChatGPTはがぶがぶと「飲んで」しまう、という計算になります…。ほ、本当ですか?と言いたくなるほどの量ですね…。

しかし、これはまだ序の口。これからもAIの活用はまだまだ拡大していきます。どうなってしまうのでしょうか。AIが抱えている環境問題の解決に、AI自体が妙案を出せるか。それとも、そこはまだまだ人類の叡智が試されるところか。

目が離せない課題が、こんなところにもあるんですね。

さて、国連大学サステイナビリティ高等研究所が主催する公開シンポジウムについてご案内します。

名称: SDG-UP公開シンポジウム
日時: 2024年3月29日(金)13:00~17:00 
会場: 国連大学/オンライン 
主催: 国連大学サステイナビリティ高等研究所
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

【開会挨拶と学長座談会報告】
主催者挨拶
チリツィ・マルワラ(国連大学 学長)

来賓挨拶
北山浩士(文部科学省 大臣官房国際課長)

学長座談会報告
山口しのぶ(UNU-IAS 所長、SDG大学連携プラットフォーム チェア)

【第1部】「大学のサステイナビリティ活動の最前線についてのパネルディスカッション」

進行:
勝間靖(UNU-IAS アカデミックプログラムアドバイザー)

登壇者:
・杉村美紀(上智大学 教授)
・二ノ宮リムさち(東海大学 教授)
・横井篤文(岡山大学 副学長)
・横田篤  (北海道大学 理事・副学長)
・村田俊一(関西学院大学 教授、元UNDP駐日代表)

【第2部】「参加大学所属学生のサステイナビリティ活動紹介」

進行:
北島事務局長 (SDG-UP)

登壇者:
・大阪大学「いのち会議」
・慶應義塾大学「塾生会議」
・龍谷大学「龍谷大学学生気候会議OC’s」

コメンテーター:
・大塚友美(トヨタ自動株式会社 チーフサステナビリティオフィサー)
・北村暢康(サントリーホールディングス株式会社 サステナビリティ経営推進本部副本部長)

閉会挨拶
山口しのぶ

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