奪われた命をつなぐ

シカの肉は、高タンパク・低脂肪・鉄分豊富で、しかも抗酸化作用もある、とてもヘルシーなのだそうです。

農作物への食害を減らすため捕獲・駆除したシカの処分に困っていた長野県小諸市。麻布大学と協力して、シカ肉を使ったペットフード「Komoro Premium Venison Dry Food」を開発しました。

この取り組み「小諸市野生鳥獣商品化事業(鹿肉ペットフード事業)」は平成28年度に農林水産大臣賞を受賞しています。

環境省の調べでは、日本全国で捕獲されるシカは年間71万頭(令和4年度)にもおよびます。その大半は「燃えるゴミ」や「埋め立てゴミ」として処分されているそうです。

人間社会との軋轢のなかで奪われたシカの命。ゴミではなく、ペットフードとして活用することで、それが他の生き物の命につながるのだと考えると、自然界の仕組みの中に戻してあげられるような気がしますね。

また、生き物でなくても、「あらゆるモノに魂がある」という考え方があるように、工業製品なんかもせっかくこの世に生まれてきたモノですから、大切にしていきたいですね。

リサイクルや資源循環に関するセミナーが開催されるので、ご案内します。

名称: GPN・NACS共催セミナー「100%リサイクル製品から考える資源循環の未来と課題
    -地域連携型の容器回収の仕組み-」

日時: 2024年3月30日(土)13:00~15:00 
会場: オンライン 
共催: グリーン購入ネットワーク(GPN)、
    公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)環境委員会 
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

開会/開催挨拶
公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)環境委員会 
委員長 根村 玲子 氏

【講演1】ボトルtoボトルの更なる定着に向けて―地域との協働―(仮)
講師:日本コカ・コーラ株式会社 広報・パブリックアフェアーズ&サスティナビリティ推進本部 
   蔵前 伸彦 氏

【講演2】消費者が回す資源循環 ~プラスチック資源循環法の実効性向上に向けて~
講師:東京大学大学院 工学系研究科 都市工学専攻 准教授 / GPNアドバイザー 中谷 隼 氏

・パネルディスカッション/質疑応答

パネリスト:
・日本コカ・コーラ株式会社 広報・パブリックアフェアーズ&サスティナビリティ推進本部 
 蔵前 伸彦 氏

・東京大学大学院 工学系研究科 都市工学専攻 准教授 / GPNアドバイザー 中谷 隼 氏

・公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)環境委員会 
 委員長 根村玲子氏

ファシリテーター:
・グリーン購入ネットワーク(GPN)事務局長 深津 学治

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