「海月」と書いて「くらげ」と読むわけですが、なかなかロマンチックな字面ですよね。しかし「いやあ、クラゲに生まれなくて良かったわ~」と思った記事がありました。
身体に宿る”知能”を活かすミズクラゲサイボーグ 小さなAIモデルによる泳ぎの予測に成功! (東北大学、2025年5月26日)
東北大学の研究チームが、クラゲの泳ぎに潜むリズムを解明し、適切なタイミングで筋肉に電気信号を与えることで進む方向を制御する技術を開発しました。この技術を進めていけば、海洋調査や環境保全にも役立つ”クラゲサイボーグ”の開発につながるそうです。
クラゲは少ないエネルギーで泳げることで知られているそうで、省エネとか脱炭素という意味では非常に優れているわけですが…。それにしても、もしクラゲに生まれていたら、この記事を読んで卒倒していただろうな、と思ってしまいました。
生物の運動能力と電子制御を組み合わせた「生物サイボーグ」。さかんに研究が行われているようなので、これからも注目ですね。
さて、茨城大学の主催でグリーンバイオテクノロジーのシンポジウムが開催されるのでご案内します。
名称: 茨城大学グリーンバイオテクノロジー研究センター キックオフシンポジウム
日時: 2025年6月27日(金)13:10~15:45
会場: 茨城大学/オンライン
主催: 茨城大学グリーンバイオテクノロジー研究センター
参加費: 無料
主な内容:下記HPより抜粋
2025年4月、茨城大学は阿見キャンパスを拠点として、グリーンバイオテクノロジー研究センター(Gtech:Green-Bio Technology Research Center)を開設しました。Gtech(ジーテック)では、保全農業をはじめとする持続可能な農法と微生物の遺伝子解析を通じて、土壌微生物の生態系に直接的・間接的に働きかけることで、持続可能な農業の実現、気候変動への対応、そして環境保全に貢献する取り組みを推進しています。
本シンポジウムでは、こうした取り組みの最前線について、国内における第一人者の研究者をお招きし、持続可能な農業の構築と気候変動対策に関する最新の研究成果を共有するとともに、今後の展望について議論を深めてまいります。多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。
開会挨拶:学長 太田寛行
基調講演:
「農業生態系における 温室効果ガスの動態と排出抑制策」
須藤 重人
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境研究部門 気候変動緩和策研究領域 緩和技術体系化グループ長
「生態系の健康を支え、環境を再生する新しい農業」
金子 信博
島根大学 客員教授(横浜国立大学・福島大学名誉教授)
センター紹介:Gtechセンター長 小松崎 将一
パネルディスカッション
閉会挨拶:理事・副学長(学術) 金野 満
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