ガリレオ・ガリレイが地動説を唱えてカトリック教会から異端とされ、最初に裁判にかけられたのは1616年。それを70年ほどさかのぼった1544年、フランドル(現在のベルギー)出身のある地理学者が異端とされて逮捕され、7ヶ月間投獄されました。詳しい理由は分からないのですが、この時代はまだまだ宗教と科学が対立することがあり、彼の活動、とくに地図の製作が問題視されていたようです。彼が考案した図法は航海用地図の図法として歴史上とても重要な発明で、その後の世界に大きな影響を与えました。彼の名前はゲラルドゥス・メルカトル。あのメルカトル図法の考案者です。
9月4日、国連総会でメルカトル図法の地図をやめて、より正確に土地の面積を表現できる「イコールアース図法」の地図を普及するよう求めた決議案が採択されました。
メルカトル図法に慣れた目には驚きですが、実はアフリカはグリーンランドの14倍の面積があり、日本、アメリカ、中国、インド、欧州全体がすっぽり入ってしまうサイズです。メルカトル図法では相対的に欧米が実際よりも大きく見えてしまい、アフリカは小さく見えてしまっていたんです。なぜこれが重要か。「大きく見える」というのはやっかいなもので、それが自分では意識できないところで権威や優越性、重要性など、さまざまな認識に影響を与えてしまうからですね。
ロイター通信のサイトに分かりやすいページがあります。
The true size of Africa(アフリカの本当の大きさ)(ロイター、2026年9月3日)
固定観念って、知らないうちに持ってしまっているんだな…。そう改めて感じますね。脱炭素化という大きな変化の流れの中にいる私たちも、知らないうちにこびりついたいろんな固定観念を捨てて、新たな発想で向き合いたいものです。
さて、Japan Beyond Coalの主催で再生可能エネルギーに関するシンポジウムが開催されるのでご案内します。
名称: JBCシンポジウム「気候危機を乗り越える -化石燃料依存から再エネシフトへ-」
日時: 2026年9月28日(月)14:00~15:30
会場: オンライン
主催: Japan Beyond Coal
参加費: 無料
主な内容:下記HPより抜粋
「石炭火力へ回帰しようとする日本」
森山 拓也(気候ネットワーク)
「アンモニア混焼の現状」
石原 寿和(自然エネルギー財団)
「拡大するLNG火力」
桃井 貴子(気候ネットワーク)
「再エネの可能性」
鈴木 かずえ(グリーンピース・ジャパン)
○ 注目の案件」
「日本企業脱炭素本気度ウォッチ(仮)」吉川 景喬(WWFジャパン)
「首都圏CCS事業の問題」吉田 明子(FoE Japan)
「若者気候訴訟の支援」菅原 怜(気候ネットワーク)
「GENESIS松島計画の問題」伊与田 昌慶(350.org Japan)
○ Japan Beyond Coalパートナー団体からの紹介
釧路、仙台、横須賀、袖ケ浦、愛知、神戸の各団体から
詳しくはこちらをご覧ください。
