日本酒を片手に 清酒業の取り組みを聞く

会場ではそうもいかないでしょうが、自宅でオンランで参加するなら日本酒をちょっと飲みながら聞いてみてもいいのではないか。そんなシンポジウムがありますので、ご案内します。

日本酒の国内生産量の約25%が兵庫県の灘五郷(なだごごう)と呼ばれる、神戸市と西宮市の沿岸部で造られています。高い酒造技術だけでなく、ミネラルの多い良質な水、豊富な米、蒸米の冷却に適した「六甲おろし」と呼ばれる冷たい風、六甲山系の急流を利用した水車による高い精米効率、水運による輸送体制の優位性といった条件にも恵まれて、灘五郷の酒造業はとくに江戸時代に大いに発展しました。それが現在にも繋がっています。

米、水、さらに麹菌や酵母菌などの微生物。自然を巧みに利用して造っている日本酒ですから、自然環境との調和が重要です。清酒業が脱炭素社会、持続可能な社会に向けてどんな取り組みをしているのか、そんな話が聞けそうです。

名称: 兵庫県立大学政策科学研究所 第2回シンポジウム 
    「サステイナブルな社会と日本酒の世界-脱炭素社会への道のり-」

日時: 2023年11月18日(土)14:00~17:00 
会場: 御影公会堂(兵庫県神戸市)/オンライン 
主催: 兵庫県立大学政策科学研究所
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

・開会挨拶  豊原法彦  関西学院大学産業研究所所長
・基調講演  嘉納健二 白鶴酒造株式会社 代表取締役社長、灘五郷酒造組合理事長
・パネルディスカッション「清酒業の発展と企業戦略・地域社会・行政政策」
  パネリスト 高橋俊成 菊正宗酒造株式会社 執行役員・総合研究所所長
        櫻井一雅 白鶴酒造株式会社 専務取締役執行役員・生産本部長
        木本圭一 関西学院大学国際学部教授
        牧慎太郎 元総務省地域力創造アドバイザー・政策科学研究所特任教授
・討論者  中村稔 元経済産業省・政策科学研究所特任教授 ※月刊『たる』記事連載
・閉会挨拶  田中隆  兵庫県立大学政策科学研究所所長

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