湯が生まれる村 指宿がアツい

薩摩半島最南端にある指宿市(いぶすきし)。あの、浜辺で頭だけ出して砂に埋まって温まる、天然の砂むし温泉で有名です。「指宿」という地名の本来の意味は「湯生村(ユフスキ)」なのだそうです。文字通り、湯が生まれるところなんですね。人口は4万人ですが、風光明媚でしかも日本を代表する温泉地なので、年間400万人の観光客が訪れます。

10月14日、偶然にも、温泉に恵まれた指宿市らしい二つのニュースがありました。

○ 山川地熱発電所(九州電力)で生み出した電気をふるさと納税の返礼品にする、というお知らせです。
ふるさと納税返礼品「ふるさと再エネプラン from 指宿市」について(指宿市、2026年10月14日)

そしてもう一つは、次世代型地熱発電の商用化に向けた進展に関するニュースです。
○三井不動産×新日本科学×ジャパン・ニュー・エナジー
国内初の次世代型地熱発電商用化へ向け、新たな実証フェーズへ
―地熱利用の可能性を広げる「同軸二重管型クローズドループ方式」の掘削成功―
(三井不動産、2026年10月14日)

従来の地熱発電とは違って、熱水や蒸気を取り出すことなく、管の中の水を循環させて熱を回収する技術なので、環境への影響が格段に小さくなります。日本には世界的にも豊かな地熱資源がありながらもなかなか活用が進んでいませんが、その要因の一つに環境への影響に対する懸念があります。この懸念が大きく後退すれば今後の利用拡大の可能性が広がります。これから技術的・経済的検証を進めていく段階ですが、うまくいって欲しいですね。

指宿市。これからもアツいところになりそうですね。

さて、京都大学生存圏研究所の主催で持続可能な社会についての公開講座が開催されるので
ご案内します。

名称: 令和8年度 京都大学生存圏研究所 公開講座『 持続可能な社会発展を目指して 』
日時: 2026年11月13日(金)、12月11日(金)、
    2027年1月8日(金)、2月5日(金)17:30~18:30 
会場: オンライン 
主催: 京都大学生存圏研究所
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

【全4回。時間帯は17:30~18:30】

第1回「世界を支える植物代謝産物」
令和8年11月13日(金)
巽奏(生存圏研究所助教)

第2回「天気予報から宇宙天気予報へ -持続可能な社会を支える予報科学- 」
令和8年12月11日(金)
横山竜宏(生存圏研究所教授)

第3回「身近な界面活性剤の科学:天然素材が拓く持続可能なものづくり」
令和9年1月8日(金)
赤松允顕(生存圏研究所准教授)

第4回「木材成分から得られる高性能なバイオマスプラスチック」
令和9年2月5日(金)
榎本有希子(生存圏研究所准教授)

詳しくはこちらをご覧ください。