日本のスキー場 4℃上昇ならどうなるか

「8月22日の世界の平均海面水温は過去最高だった」とEUのコペルニクス気候変動サービスが発表しました。

Daily global sea surface temperature breaks 2024 record(世界の海面水温の日別値が2024年の記録を更新)(2026年8月24日、コペルニクス)

8月22日の海面水温は21.1℃。2024年3月に記録された過去最高値21.09℃を上回りました。すこし注目したいのは、今回の最高気温が8月に記録された点です。上記ページに掲載されている気温グラフは1979年から2026年までの日別の気温を示していますが、だいたい水温が最も高いのは3月から4月ごろ(南半球の夏の後の季節)で、8月ごろはそれよりも低くなる傾向があります。しかし今年は逆に8月の方が高くなっています。また、2024年と2025年のグラフを見ると、このところ温暖化が持続的に起きていることが見て取れます。今起こっているエルニーニョ現象は今後数ヶ月はさらに強まると見込まれているので、今年は海面水温においても記録的な年になりそうです。

ところで、このまま温暖化が進んだらどうなるかという話は様々な観点で語られていますが、最近「スキー場はどれだけ影響を受けるか」に着目した研究がありました。

気候変動でスキー場はどのぐらい減るのか~気温4℃上昇で安定営業できるスキー場は全国で7か所に~ (2026年8月3日、北海道大学)

北海道大学と森林総合研究所の研究で、日本全国349か所のスキー場について、存続と営業の可能性について調べたものです。積雪シミュレーションを行い、気温が2℃上昇した時のシナリオ、4℃上昇した時のシナリオを検討しています。4℃上昇のシナリオでは、「天然雪のみ」で「安定的に全面営業」できるスキー場は、全国でたったの7か所になることが分かりました。

北海道や長野県などの高緯度・高標高のスキー場は存続する可能性は高いため、スキーができる場所がそういう場所に限られていくことになります。あくまでもそれだけの温度上昇があった場合の推測ではありますが、スキー場は重要な観光資源のひとつであり、周囲には宿泊施設やレストラン、土産物店、スキーやスノボー用品のレンタル店、スクール、交通機関など、様々な産業を支える基盤にもなっていますから、地域経済への影響は大きいものがあります。これからも注目していきたいポイントですね。

さて、RX Japan合同会社の主催で展示会「サステナブル経営WEEK」が開催されるのでご案内します。

名称: サステナブル経営WEEK [秋] 2026
日時: 2026年9月9日(水)~11日(金) 
会場: 幕張メッセ 
主催: RX Japan合同会社
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

「脱炭素経営 EXPO」「サーキュラー・エコノミー EXPO」特別企画「SCM -サプライチェーンマネジメント- ワールド」などが行われる、企業のサステナブル経営を包括的に支援する総合展です。脱炭素・循環型経済・サプライチェーンなど、サステナブル経営の主要領域を一体的に扱う日本最大級の展示会。講演会も多数開催されます。

「サステナビリティが拓く企業価値」
「CDP ― グローバルな長期視点で描く持続的成長 ―」
「成長戦略としての資源循環経済確立に向けた取組み」
「資源の枯渇を踏まえたサーキュラーエコノミービジネス戦略」
など、全100講演。

他にも「熱エネルギー展」「浮体式洋上風力ワールド」「核融合発電ワールド」「建材一体型太陽光発電ワールド」などの企画もあります。

詳しくはこちらをご覧ください。